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夫が嫌い

夫婦というのは、血縁のない家族という、難しい関係です。
夫が嫌い、苦手、信じられないという奥様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

他人同士が生活を共にすれば嫌な面も見えてきます。
それを受け入れられなかったり、変えられなかったりする事もあります。
安心する場所であるはずの「家庭」がストレスになる事もあります。
赤の他人と一緒にいるのですから、ある程度のストレスは仕方のないことなのですが、それが行き過ぎた感情になると様々な弊害を起こしてしまう結果を生むでしょう。
そうなる前に、何か対処を行いたいものです。

では、相手を好きになって結婚したはずが、時が経つにつれて愛情が薄まり、しいては嫌いになってしまうのはなぜでしょう?

まず、考えられるのが、生活を共にするまで相手の嫌な部分を知らなかった場合です。
結婚する前の自分と相手をよく思い出してください。
好きな人の前では自分を良く見せようとするのは当たり前です。
嫌な部分はできるだけ隠しておきたいと思うのが多いのではないでしょうか。
ですが、生活を共にすると、どうしても嫌な部分が見えてきます。
常に偽りのない自分でいることは、難しい事ですね。

この場合の対処法としては、どのように相手を捉えるかではないでしょうか。
拒否してしまうか、見方を変えて弊害のない捉え方をするのか。
何かを嫌いになる時は何らかの理由があり、その理由は自分の考え方であったり、捉え方のクセが原因にあります。
これは性格に起因しますので、なかなか変えることは難しいのですが、絶対に変えられないというものでもありません。
考え方を変えるだけで、嫌な部分が嫌ではなくなる事もあるのです。

もう一つは、相手や自分が時間と共に変わってしまった場合です。
人は常に変化をしていくものです。
それは、色々な経験をしていくからです。
そんな中で、性格自体が変わっていくこともあります。
ほとんどの場合、無意識のうちに変わっていくので自分ではあまり意識しないものです。
その変化が原因で、すれ違いを起こしたり、嫌いになってしまう事があります。

この場合は、相手を無理に自分の枠にはめないほうが良いでしょう。
人が変わっていくのは必然ですので、それに対応していくのが自然な形ではないでしょうか。
その中で、考え方や捉え方のクセを変えて、自分も一緒に成長していくのが良い方法だと思います。


嫌いのままでも、夫婦関係に悪い影響がなければいいのですが、問題があるのならばもう一度、その感情と向き合ってみてください。
自分の気持ちは、自分でコントロールできるものなのです。
著者:
恵比寿メンタルカウンセリング代表。様々な職種経験を活かし、認知行動療法を行います。アダルトチルドレン、共依存、コミュニケーションなどのご相談をお受けしています。

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