考え方と性格
不安やイライラ、傷つきやすい、すぐに落ち込んでしまう、自分は不幸だなど、こうなったり、この考え方をしてしまうのは「性格だから」仕方がない、また、「性格を変える」事はできない、だから「考え方を変える」なんてできないし、それを頭で理解していたとしても切り替えられない。
こんな風に考えてしまう方も多くいらっしゃると思います。
このような悲観的な考え方をしてしまうのは、性格というよりも、そういう「考え方のクセ(習慣)」から来ているもので、性格とはその「考え方のクセ」や「考え方」も含まれ、性格は個性と言えます。
ですから、「考え方」が変われば性格(個性)は変わっていくことにつながります。
考え方を変える難しさ
しかし、悲観的な「考え方」を変えることはご自身だけではとても困難だと言われています。
それは「考え方のクセ」の影響で悲観的にならない心理的な対処法が身についていないことが多いからです。
もしくは、悲観的にならないように無理やり考えないようにしたり、他の事を考えるなど、しっかりとしたプロセスでない「強引な対処方法」(無理やりフタをして原因を閉じ込めている状態)なので、その埋め合わせとして、悲しみや自己否定感が後で出てきてしまうことが多いのです。
認知の歪み → 考え方のクセ
考え方の正しい改善
この考え方の負のスパイラルを改善するためには1.変わりたいと強く思うこと
2.考え方のクセや考え方に気付くこと
3.正しい心理的な対処法を学び、考え方のクセの修正をしていくこと
4.考え方の追求心を強くするトレーニング
この1から4を生活に当てはめて実践していけば、最終的に「考え方」や「性格」を変えることにつながっていきます。
また、考え方のクセの気付きや正しい対処方法を実践していくことでコミュニケーション能力の向上や、頭の整理にもつながり、結果、自尊心や自信が増え、良い感情の変化につながっていきます。
このような正しい「考え方のクセの修正」は「考え方や感情の変化」につながり、性格改善につながっていきます。
性格改善には認知行動療法が最有効かつ、短期間で改善すると言われていますし、ご自身の気付けなかった発見もできると思います。
考え方の正しい改善をしていき、「本当の自分」を見つけ、自己開示が出来るようになっていけば、その後の人生に大きく影響を与えることになるかと思います。
「性格だから」と考えずに自分を見つめること・大切にすることから始めてみてください。