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自分を変えたい

自分を変えたいと思う事は皆さん経験があるかと思います。
その中には、自分を更に高めたい方と、今の自分が嫌で変わりたい方の二種類があるかと思います。
自分を高めたい方は、現在の自分を更に良い方向へ変えていくことになりますので、すでに向上心を持っています。
そのため、様々な障害にも立ち向かっていける傾向にあります。
自分が嫌で変わりたい方は、現在の自分に対してネガティブになっているので、不安や恐怖を持ってしまう傾向にあります。
不安や恐怖が足を止めてしまう事が多いのです。

そこで、不安や恐怖で何も出来なくならないように、変わる前準備として自分に対する考え方を見直しておきましょう。

○今の自分が「結果」ではない
今や今までの自分を評価して、落ち込んだり諦めてしまってはいけません。
人は常に成長するもので、今はまだ成長過程だということを意識することが大事です。

○性格は上書きではなく、追加されていくもの
自分を変えたいという方で、自分を丸ごと上書きしようとする人がいます。
自分を上書きする事は容易ではないので、大抵の場合は挫折してしまいます。
自分を変えたいのならば、新しい考え方や、行動パターンを「追加」していく気持ちが必要です。
自分を変えるのに、全てを変える必要はないのです。
自分の特性に合った追加の仕方を見つけることが鍵です。

○足元や悪い過去ばかり見ない
足元や悪い過去ばかり見ないで、前と目標を見据えましょう。
「自分はダメだ」「自分が嫌いだ」などの考え方は、足元や悪い過去を見てそう感じています。
この考え方のクセでは、正しい自己反省をすることができずに、未来に向かう答えが出なくなってしまいます。
まずは「自分がダメ」⇒「何が良くなかったのか」「今後どうすれば良いのか」という反省をすることから始めましょう。

○失敗の経験はプラスに働く
失敗をした経験や、上手く行かなかった時の経験は、次の行動を起こすときに不安を抱かせる事があります。
また同じようなことになるのではという予測を、無意識にしてしまうからです。
感情に流されていると、不安が強くなってしまい、行動が起こせなくなってしまいます。
ですが、失敗の経験は成長につなげることが出来ます。
失敗の原因を考える事で、自分の知らなかったことを知る事もできたり、経験を活かす事もできます。
経験を活かすことで自信になり、自己成長につながっていきます。

これらの事を心がけていると自分が変わっていく良いイメージを持って行動する事ができるようになっていきます。

自分を変える・自分を成長させるというのはつらい事や苦労が付いて回ります。
楽な選択ばかりしていては、自分が思い描く自分になる事は難しいのです。
勇気を持って自分と向き合い、自分を受け入れ、自分と戦う事が必要だと思います。
大切なのは普段からの正しい自己反省のクセをつけることです。
著者:
恵比寿メンタルカウンセリング代表。様々な職種経験を活かし、認知行動療法を行います。アダルトチルドレン、共依存、コミュニケーションなどのご相談をお受けしています。

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