被災時のメンタルケア

2011年04月02日


東北関東大地震により、亡くなられた方々や関係者の方々には心よりご冥福を申し上げるとともに、被災された方々や関係者の方々にはお見舞いを申し上げます。
また、救出活動をされている方々には、心よりご健闘をお祈りいたします。


あの地震から3週間が過ぎました。
天災は誰にも止める事はできません。どんなに備えをしていても被害にあうこともあります。
今回の地震も大きな爪あとを残しましたが、今後もこの爪あとと戦っていかなくてはならない方が多くいらっしゃるかと思います。
特に、今回の地震で心に傷を負ってしまった方も多くいらっしゃるかと思います。
物的被害は修復する事が可能ですが、心の傷は目に見えないものですから、簡単に癒えるものとは限りません。


災害時によく取りざたされる「急性ストレス障害(ASD)」や「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」は、本人または、身の周りで大きな災害や事件があったときに、それがトラウマとなり心身に様々な症状がでる精神疾患です。
今回の地震でも、直接被災された方はもちろん、報道やうわさなどを見たり聞いたりすることによって、遠隔地の方でも急性ストレス障害などを発症している方が多くいらっしゃると聞きます。
これは、直接的ストレスや、トラウマというよりも、一種の「不安」がきっかけになることが多く、今回の地震で今まで不安に思わなかったことや、過去の嫌な記憶がよみがえってしまう事などが原因となっていることがあります。
時間が経つ事によって不安やストレスが軽減する事もありますが、多くの方はメンタルケアが必要になってくるかと思います。


心の傷やトラウマを完全に消し去る事は難しいものです。
ですが、心の傷やトラウマの「とらえ方」を変えていくことで、それを軽減する事は可能です。
同様に「不安」も、とらえ方を変える事によって軽減する事が可能です。
誰でも嫌な思い出や、嫌な体験は少なからずあるかと思います。
その記憶を一生抱えて生きていかなくてはならないのなら、記憶のとらえ方を変えていかなければなりません。


過去の記憶がこれからの人生のマイナスになってしまう事だけは避けたいものです。


最後に、少しでも多くの方が、少しでも早く、今までの生活を取り戻す日が来ることを、切に祈っています。


カウンセラー小林宏暢著者:   Google+

恵比寿メンタルカウンセリング代表。
様々な職種経験を活かし、認知行動療法を行います。
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